プロジェクトマネージャーの年収相場|求人570件で見るレンジと年収の上げ方
プロジェクトマネージャーの年収相場を、求人570件の提示額と公開統計で整理します。経験年数や事業の形より担当する領域で差が出る理由と、等級も効くという編集部の見立て、SIerのPMが年収を上げる道筋を対話で解説します。
この記事でわかること
- PMの年収相場は、求人の提示額で下限600万円・上限1,000万円が中央値。申告年収の平均は700万円前後
- 経験年数の条件や、受託か自社サービスかでは中央値はほぼ同じ。差は担当する領域で出て、入社時の等級も効く(編集部の見立て)
- 上げる道は領域、等級、職種の3つ。オファーは合計でなく、残業代を除いた基本給と賞与で今の年収と比べる
どろん先輩
PM・企画職専門の転職エージェント「ネコノテキャリア」の中の人。オブラートに包まない物言いが持ち味で、相場も裏事情も聞かれれば正直に話す。少し口が悪い。
はじめ
独立系SIerで受託開発のPM5年目。年収は590万円で、事業会社に移った同期との差が開き、自分の年収が相場より低いのか気になっている
目次
プロジェクトマネージャーの年収を調べると、600万円台の数字と1,000万円の数字が並び、自分の年収が高いのか低いのか決めにくい。求人の提示額では下限600万円・上限1,000万円が中央値で、今の年収の平均(申告ベース)は700万円前後だ。数字は何を数えたかで変わり、年収を上げる手も、どの数字と比べるかで違ってくる。
はじめ(独立系SIerで受託開発のPM5年目)
どろん先輩、PMになって5年目で、年収は590万円です。事業会社に移った同期が700万円を超えたと聞いて、自分は相場より低いんじゃないかと気になっています。プロジェクトマネージャーの年収って、いくらくらいが普通なんですか。
どろん先輩(PM専門エージェント)
当社の求人データベースで、2026年10月時点のプロジェクトマネージャーの正社員求人570件(314社)を集計すると、提示年収の中央値は下限600万円、上限1,000万円です。はじめさんの590万円は、下限の中央値をわずかに下回る位置です。ただ、同期との差を埋める手がかりは、相場の数字そのものより、どの求人で差がついているかのほうにあります。
プロジェクトマネージャーの年収相場は、求人の提示額の中央値で下限600万円・上限1,000万円
プロジェクトマネージャーの求人は、上限が1,000万円以上のものが59%ある。公開統計の平均や中央値が690万〜710万円前後と低めに出るのは、数えているものが違うためだ。
はじめ
調べると平均700万円くらいという記事が多かったので、1,000万円はずいぶん高く見えます。
どろん先輩
dodaの平均年収ランキング(2025年版)でプロジェクトマネジャーは707万円で、登録した人が申告した今の年収の平均です。求人ボックスの給料ナビは692万円で、掲載求人の給与を1つにした中央値。当社の数字は、求人に書かれた年収の幅の下限と上限を別々に並べています。
求人の年収には「この会社がこの席にいくらまで払うか」の幅があって、上限の1,000万円は、その席の上のほうの等級で入った場合の数字です(編集部の見立てです)。今の年収と比べるなら、まず下限を見てください。
はじめ
下限で比べると、私の590万円はどのあたりになりますか。
どろん先輩
570件の分布はこうです。
| 指標 | 値 | 読み方 |
|---|---|---|
| 提示年収の下限(中央値) | 600万円 | 半分の求人は、下限の時点で600万円以上 |
| 下限の真ん中半分 | 540万〜750万円 | 下から25%の求人と75%の求人の下限 |
| 提示年収の上限(中央値) | 1,000万円 | 上限の真ん中半分は850万〜1,200万円 |
| 上限が1,000万円以上の求人 | 59% | 1,500万円以上は12% |
| 下限が500万円以下の求人 | 23% | 下限の時点で500万円を超えない席 |
| 下限が800万円以上の求人 | 22%(125件) | 入った時点で800万円を超える席 |
どろん先輩
下限の真ん中半分が540万〜750万円なので、590万円はその下寄りです。求人の半分ほどは、下限の時点で今の年収を上回っています。国税庁の民間給与実態統計調査(令和6年分)の正社員の平均給与545万円より上でも、PMの求人の中では低い側にいる。不満を持つのは、数字の上では無理のない感覚です。
はじめ
やっぱり低いんですね。同期みたいに事業会社へ移れば、上がるんでしょうか。
PMの年収の中央値は、経験年数でも事業の形でもほとんど変わらない
求人に書かれた経験年数の条件が2年以下でも5年以上でも、提示年収の中央値は下限600万〜650万円、上限951万〜1,000万円に収まる。受託開発の会社と自社サービスの会社でも、中央値はどちらも600万〜1,000万円で同じだった。ただし上限が1,000万円以上の求人の割合は、経験年数の条件が2年以下で46%、5年以上で64%と開く。
どろん先輩
そこが、よく言われる話と求人の数字の合わないところです。同じ570件を、経験年数の条件と会社の事業の形で分けました。
| 分け方 | 件数 | 提示年収の中央値(下限〜上限) | 上限1,000万円以上 |
|---|---|---|---|
| 経験年数の条件が2年以下 | 74件 | 600万〜951万円 | 46% |
| 経験年数の条件が3〜4年 | 142件 | 600万〜1,000万円 | 63% |
| 経験年数の条件が5年以上 | 102件 | 650万〜1,000万円 | 64% |
| 受託開発の会社 | 243件 | 600万〜1,000万円 | 58% |
| 自社サービスの会社 | 199件 | 600万〜1,000万円 | 59% |
| 受託と自社サービスの両方 | 128件 | 600万〜1,000万円 | 59% |
はじめ
中央値は本当に変わらないんですね。事業会社のほうが高いと思い込んでいました。
どろん先輩
求人の提示額で見る限り、受託開発の会社と自社サービスの会社で、PMの年収の中央値に差はありません。同期の700万円は、事業会社に移ったから付いたというより、別の理由で付いた見込みのほうが大きいと見ています(編集部の見立てです)。ただ、この比較に入っているのは受託開発と自社サービスの会社だけで、社内ITや業務改革を担う事業会社の席は入っていません。経験年数も中央値では同じで、条件が5年以上の求人でも、下限の中央値は650万円です。ただ、上限が1,000万円以上の求人の割合は、2年以下の46%から5年以上の64%に上がります。年数の条件で変わるのは、高い上限の席に応募できるかどうかで、真ん中の提示額ではありません。この表は、経験年数の記載が無い252件を除いた集計です。
はじめ
でも、年代別の平均年収を見ると、30代より40代のほうがずっと高く出ていますよね。
どろん先輩
dodaの同じランキングでは、プロジェクトマネジャーの平均は30代705万円、40代855万円です。これは今の会社で働いている人の申告で、勤め続けるあいだに社内の等級が年次で上がった分も入っています。編集部の見立てでは、年代の差の多くはそこから来ています。転職で別の会社に移るときは、その会社が等級を付け直すことが多いので、年次の分はそのまま持ち運べないことが多いと見ています(編集部の見立てです)。
年収の差が出るのは、担当する領域と入社時の等級
タイトルに入る領域によって、提示年収の中央値は500万〜800万円から700万〜1,100万円まで開く。1つの求人の中でも下限と上限の差は中央値で約395万円あり、編集部の見立てでは、その幅のどこで提示されるかは入社時の等級で決まることが多い。
はじめ
別の理由というのは、何なんでしょう。
どろん先輩
一つは領域です。求人のタイトルに入っている語で分けると、こうなります。30件に届かない区分は参考値として見てください。
| タイトルの領域 | 件数 | 提示年収の中央値(下限〜上限) | 上限1,000万円以上 |
|---|---|---|---|
| コンサル | 46件 | 650万〜1,100万円 | 87% |
| AI、データ、DX | 91件 | 700万〜1,100万円 | 68% |
| SAP、ERP、基幹、Salesforce(参考値) | 24件 | 600万〜1,100万円 | 75% |
| インフラ、クラウド、ネットワーク、セキュリティ | 31件 | 600万〜1,000万円 | 58% |
| Web、アプリ、SaaS(参考値) | 25件 | 600万〜900万円 | 44% |
| 広告、マーケ、制作、クリエイティブ、ゲーム | 32件 | 500万〜800万円 | 25% |
はじめ
同じPMなのに、領域でこれだけ違うとは思いませんでした。何が違うんでしょうか。
どろん先輩
編集部の見立てでは、発注する側がその案件に出すお金の大きさです。基幹システムの入れ替えやDXの案件は経営に関わる予算で動き、失敗したときの損も大きいので、その責任を持つPMの席に会社も高い値段を付けます。広告やWeb制作は1件ごとの規模が小さいことが多く、動かすお金が違います。なお、いちばん高い「コンサル」の区分には、コンサル会社の席が多く含まれているはずです。この区分の差は、領域の差だけでなく会社の種類の差でもありうるので、集計の限界として見てください。
はじめ
もう一つの、等級のほうはどういうことですか。
どろん先輩
この570件は、1つの求人の下限と上限の差が中央値で約395万円あって、半分の求人は400万円以上の幅を持っています。編集部の見立てでは、その幅のどこで提示されるかは、入社時の等級で決まることが多いです。等級を決めるのは年数より、面接で話した経験から会社が読み取る「任せられる範囲」です(編集部の見立てです)。当社の面談で見てきた範囲では(統計ではありません)、同じ5年目でも、見積や要員を自分で組み直した話ができる人と、決まった計画を回した話にとどまる人とで、提示される等級が分かれることがあります。
はじめ
見積を組み直した経験なら、受注後に顧客の追加要望で範囲を見直して、再見積を通したことが2回あります。
どろん先輩
それは等級を上げる材料になります。「何人のチームを何か月見たか」より、「何が起きて、何を誰と決め直したか」を書けるようにしてください。職務経歴書の書き方はプロジェクトマネージャーの職務経歴書で例文と一緒にまとめています。
SIerのPMが年収を上げる道は、領域、等級、職種の3つ
年収を上げる手は、高い領域の案件に移る、高い等級で入れる経験を作る、職種を変えるの3つに分かれる。受託開発の会社から自社サービスの会社に移るだけでは、求人の提示額の中央値は動かない。
はじめ
具体的には、どの順番で動けばいいでしょうか。
どろん先輩
SIerにいるなら、まず社内で領域を寄せます。基幹システムの刷新やDXの案件に手を挙げて、そこで1件、範囲か予算を決め直す役を取る。これは転職しなくてもできて、取れれば領域と等級の両方の材料になります。
はじめ
うちは案件の割り振りを自分で選べないことも多いんです。
どろん先輩
それなら次の会社で取りにいきます。受託か自社サービスかではなく、入社後に担当する案件の領域と、提示される等級で選んでください。事業会社なら、社内の業務改革か自社サービスの開発かで仕事が違うので、SIerから事業会社PMへの転職で読み分け方を確かめてください。
はじめ
職種を変えるというのは、PdMやPMOのことですか。
どろん先輩
そうです。同じ時点の当社の求人データベースで、プロダクトマネージャーは497件で提示年収の中央値が下限700万円、上限1,200万円。PMOは266件で下限550万円、上限900万円です。PdMは高く見えますが、PjMの経験だけで入れる席は限られます(面談で見てきた範囲の話です)。入り口の選び方はPjMからPdMへの転職に書いています。PMOはPMより中央値が下がるので、中央値で見る限り、年収を上げる目的だけならPMOへ移っても効きにくいです。PMOの中での差はPMOの年収相場で扱っています。
はじめ
フリーランスのPMになる人もいますよね。年収で比べるとどうなんでしょう。
どろん先輩
レバテックフリーランスの集計では、フリーランスPMの決定単価の平均は月約80.8万円で、12か月で約970万円です。ただ賞与も退職金も社会保険の会社負担分もないので、正社員の年収と額面のまま並べると比べ方を誤ります。単価がその金額になる仕組みはフリーランスPMの単価相場で書いています。
はじめ
資格はどうですか。プロジェクトマネージャ試験を受けようか迷っています。
どろん先輩
資格手当が付く会社なら、その分は上がります。ただ、転職で入る等級を左右するのは面接で話せる判断の経験のほうです(編集部の見立てです)。勉強を理由に、範囲を決め直す役を取りにいくのを後回しにするなら、順番が逆です。
提示された年収は、残業代を除いた内訳で比べる
転職で年収が上がるかどうかは、提示額の合計より、基本給、賞与、残業代の内訳で決まる。残業代込みで今の年収になっているSIerのPMが、残業代の出ない席に移ると、合計が上がっても差は小さくなる。
はじめ
内定をもらったら、提示額が今より高ければいいんでしょうか。
どろん先輩
合計だけで決めないでください。はじめさんの590万円に、残業代はいくら入っていますか。
はじめ
月30時間くらいなので、年に80万円前後は残業代だと思います。
どろん先輩
当社の面談で見てきた範囲では(統計ではありません)、SIerのPMで、年収のうち残業代の割合が大きい人は珍しくありません。移る先がみなし残業込みの年収や、管理職扱いで残業代の出ない席だと、提示額が650万円でも、残業代を除いた部分で比べると差は小さくなります。比べるのは合計ではなく、残業代を除いた基本給と賞与です。賞与が業績で変わる会社なら、提示額に満額の賞与が入っていないかも確かめてください。
はじめ
等級も、そのときに確かめるんですか。
どろん先輩
はい。オファーの書面で、等級とその等級の年収の幅を聞いてください。入社時の等級がその後の昇給の出発点になり、低いまま入ると上げるのに時間がかかります(編集部の見立てです)。承諾の前に書面で確かめる項目はPM転職の失敗を防ぐ確かめ方にまとめています。
はじめ
今の年収を相場と比べるときも、残業代を外して見たほうがよさそうですね。
どろん先輩
そうです。ただ、求人の提示額にも固定残業代が含まれていることがあるので、残業代を除いた510万円前後を求人の下限とそのまま比べることはできません。比べるときは、求人の側も固定残業代の有無と金額を確かめて、残業代を除いた額にそろえてください。基幹やDXの案件で範囲を決め直した経験を1件作ってから動けば、同じ求人でも提示される等級が変わることがあります(編集部の見立てです)。
はじめ
同期の700万円が事業会社に移ったおかげじゃないなら、私が見直すのは、担当する案件の領域と、面接で話せる経験のほうですね。
どろん先輩
求人の数字で見る限り、年数を積むより、そちらのほうが提示額に差が出ます。見積も要員も決められない案件が続いているなら、プロジェクトマネージャーはやめとけと言われる理由の、直近3案件で条件を動かせたかの見方も使ってください。
参考データと出典
年収の数字は、調査ごとに何を数えたか(申告した年収か、求人の提示額か)が違う。この記事では求人の提示レンジを主データにしている。
| データ | 数字 | 時点・条件 |
|---|---|---|
| ネコノテキャリア求人データベース(2026年10月時点) | プロジェクトマネージャー 570件(314社)。提示年収の中央値 下限600万円、上限1,000万円。上限1,000万円以上 59%、1,500万円以上 12%、下限500万円以下 23%、下限800万円以上 22%(125件)。下限の25%点と75%点 540万円と750万円、上限の25%点と75%点 850万円と1,200万円。下限と上限の差の中央値 約395万円(400万円以上が50%) | タイトルに「プロジェクトマネージャー」「プロジェクトマネジャー」「PjM」のいずれかを含み「PMO」を含まない有効な正社員求人のうち、年収表記のあるもの |
| ネコノテキャリア求人データベース(2026年10月時点、区分別) | 経験年数の条件別、事業の形別、タイトルの領域別の件数と中央値(本文の表) | 上の570件を分けた集計。経験年数は求人から読み取った最低経験年数(記載なしの252件は除く)。事業の形は求人から読み取った「受託」「自社サービス」の区分。領域はタイトルの語で「SAP、ERP、基幹、Salesforce」「コンサル」「AI、データ、DX」「インフラ、クラウド、ネットワーク、セキュリティ」「Web、アプリ、SaaS」「広告、マーケ、制作、クリエイティブ、ゲーム」の順に判定し、先に当たった区分に入れた(どれにも当たらない321件は除く)。30件未満は参考値 |
| ネコノテキャリア求人データベース(2026年10月時点、ほかの職種) | PMO 266件(123社)、提示年収の中央値 下限550万円、上限900万円。プロダクトマネージャー 497件(261社)、下限700万円、上限1,200万円 | タイトルに「PMO」を含むもの、「プロダクトマネージャー」「プロダクトマネジャー」「PdM」のいずれかを含むもの。そのほかの条件は上と同じ |
| doda 平均年収ランキング(2025年版) | プロジェクトマネジャー 707万円(20代517万円、30代705万円、40代855万円、50代〜867万円) | 2024年9月〜2025年8月にdodaへ登録した20〜65歳の正社員約60万件。登録者の申告年収の平均 |
| 求人ボックス 給料ナビ | プロジェクトマネージャーの正社員の年収の中央値 692万円(サイトの表記は「平均年収」。ボリュームゾーン631万〜748万円、給与レンジ397万〜1,332万円) | 2026年10月時点。掲載求人の給与水準の中央値 |
| レバテックフリーランス PMの単価相場 | フリーランスPMの決定単価の平均 月約80.8万円 | 2026年6月時点の同社の記事。集計期間2020年7月〜2025年6月、週5日稼働の決定単価 |
| 国税庁 民間給与実態統計調査(令和6年分) | 給与所得者全体の平均給与 478万円、正社員 545万円 | 1年を通じて勤務した給与所得者 |
当社の数字は、いずれも求人に書かれた提示レンジの中央値で、内定時の実額ではない。同じ企業が拠点別や等級別に出した求人を、別件として数えている。
よくある質問
プロジェクトマネージャーの年収の相場はいくらですか?
ネコノテキャリア求人データベース(2026年10月時点)では、プロジェクトマネージャーの正社員求人570件の提示年収の中央値は、下限600万円、上限1,000万円でした。登録者の申告年収の平均を出すdodaの平均年収ランキング(2025年版)では707万円です。求人の数字は提示レンジの中央値で、内定時の実額ではありません。
PMの年収は、経験年数で上がりますか?
社内の昇給では年次で上がることがありますが、転職の求人の提示額の中央値は、経験年数の条件ではあまり変わりません。同じデータベースでは、経験年数の条件が2年以下の求人で下限600万円・上限951万円、5年以上の求人で下限650万円・上限1,000万円でした。一方で、上限が1,000万円以上の求人の割合は、2年以下の46%から5年以上の64%に開きます。中央値の差が大きいのは担当する領域で、入社時の等級も効くというのが編集部の見立てです。
SIerから事業会社に移ると、PMの年収は上がりますか?
求人の提示額の中央値で見る限り、受託開発の会社と自社サービスの会社で差はありません。受託開発の会社の求人243件と自社サービスの会社の求人199件で、提示年収の中央値はどちらも下限600万円、上限1,000万円でした。ただし中央値は求人全体の真ん中の値なので、今の年収が中央値より下なら、移った先で上がることはあります。社内ITや業務改革を担う事業会社の席は、この比較に入っていません。年収で選ぶなら、入社後に担当する案件の領域と、提示される等級を確かめてください。
プロジェクトマネージャーで年収1,000万円に届きますか?
上限が1,000万円以上の求人は59%ありますが、下限が800万円以上の求人は22%です。1つの求人の下限と上限の差は中央値で約395万円あり、編集部の見立てでは、レンジのどこで提示されるかは入社時の等級しだいです。タイトルにコンサルを含む求人は87%、AI、データ、DXを含む求人は68%が、上限1,000万円以上でした。
転職で提示された年収は、今の年収と何で比べればよいでしょうか?
合計額ではなく、残業代を除いた基本給と賞与で比べてください。移る先がみなし残業込みの年収や、残業代の出ない席だと、合計が上がっても差は小さくなります。賞与が業績で変わる会社なら、提示額に満額の賞与が入っていないかも確かめてください。
登場人物は架空です。
この記事は、PM・PdM・企画職専門の転職支援「ネコノテキャリア」と業務委託の案件紹介「ネコノテエキスパート」を運営する株式会社スナネコが、実務知見に基づいて制作しています。