プロダクトマネージャーの退職理由|前の席の事実と次の席の条件の2文を骨組みに答える

プロダクトマネージャー(PdM)が転職の面接で退職理由を聞かれたときの答え方。前の席の事実を1つ言い、次の席で満たしたい条件につなげる2文を骨組みにした組み立てを、4つの型と架空の記入例で示します。

この記事でわかること

  • 退職理由は、前の席の事実1つと次の席で満たしたい条件の2文を骨組みにし、1分なら間に決めようとした行動を1つはさむ。
  • 理由が複数あっても、面接では応募先の席で解決できる1つを選び、残りは聞かれたら事実で答える。
  • 退職理由で挙げた条件を、志望動機と逆質問でも同じ線で話し、応募先の席で満たせるかを確かめる。

どろん先輩

PM・企画職専門の転職エージェント「ネコノテキャリア」の中の人。オブラートに包まない物言いが持ち味で、相場も裏事情も聞かれれば正直に話す。少し口が悪い。

はじめ

BtoB SaaSの事業会社でプロダクトマネージャー4年目、32歳。ロードマップは経営会議で決まり、自分は仕様と進行の管理が中心になっていて、転職の面接の準備を始めた

目次
  1. PdMの退職理由は「決めていた人」と「次に決めたいこと」の2文で答える
  2. 本当の理由が複数あっても、面接で話すのは1つに絞る
  3. PdMの退職理由を4つの型に分け、事実と次の条件に直す
  4. 退職理由の答え方を、1分の記入例と深掘りへの備えで作る
  5. 退職理由と志望動機と逆質問を、1本の線にそろえる
  6. 人間関係や在籍の短さは、話す範囲を決めておく
  7. 参考データと出典
  8. よくある質問

プロダクトマネージャー(PdM)が転職の面接で退職理由を聞かれたら、前の席の事実を1つ言い、次の席で満たしたい条件につなげる2文を骨組みにして答える。これが編集部の勧める組み立てだ。たとえば決める範囲が理由なら、前の席で何を誰が決めていたかを言い、次の席ではどこまでを自分で決める役割を持ちたいかにつなげる。不満を「成長したい」のような言葉に置き換えるより、事実と次の条件が1本の線になっているほうが、深掘りの質問にも同じ話で返しやすい、と編集部は見ている。

今の席を続けるかどうかをまだ決めていない人は、先にプロダクトマネージャーはやめとけと言われる理由で、続ける価値のある席かを見てから読んでほしい。

PdMの退職理由は「決めていた人」と「次に決めたいこと」の2文で答える

はじめ(BtoB SaaSでPdM4年目・32歳)

BtoB SaaSの会社でPdMをやって4年目です。ロードマップは経営会議で決まって、私は決まった機能の仕様と進行の管理ばかり。それが辞めたい理由なんですが、面接でそのまま言ったら、不満の多い人に見えそうで迷っています。

どろん先輩(PM・企画職専門の転職エージェント)

人材紹介会社の公開ガイドにも、経験者採用の面接では退職理由を聞かれるケースがある、とあります。聞かれる前提で準備しておきましょう。先に答えの形を言っておくと、2文です。1文目で、前の席で何を誰が決めていたかを事実で言う。2文目で、次の席ではどこまでを自分で決める役割を持ちたいかを言う。

はじめ

ネットだと「ネガティブな理由はポジティブに言い換えろ」とよく書かれていますよね。

どろん先輩

同じガイドでは、面接で伝えるべきでない言葉として「現職への批判」「上司の不満」「人間関係トラブル」「待遇不満」が挙がっています。同じガイドには、うそをつくのはいけない、とも書いてある。言い換え自体は構いません。ただ、言い換えを突き詰めると「もっと上流に関わりたい」「成長できる環境に行きたい」のような、応募先を問わず使える言葉になりやすい、と見ています。

はじめ

それだと何が困るんですか。

どろん先輩

「上流というと、具体的には何をしたいんですか」と聞き返されたときに、結局、前の席の事情を話すことになります。編集部の見立てでは、最初から事実を1つ短く言ったほうが、話はぶれにくい。評価や感情は乗せない。「ロードマップは四半期ごとに経営会議で決まり、私は決まった機能の仕様と進行を担当していました」。これは批判ではなく、席の説明です。

段何を言うか架空の例
1文目 事実前の席で、何を誰が決めていたかロードマップは四半期ごとに経営会議で決まり、私は決まった機能の仕様と進行を担当していた
2文目 次の条件次の席で、自分が決める範囲次は、何を作るかを利用データと商談の記録から決め、その結果を指標で見るところまで持ちたい

はじめ

そもそも、企業はどうして退職理由を聞くんでしょう。

どろん先輩

さっきのガイドでは、主な理由は入社後すぐに辞めてしまわないかを判断するためで、ほかに人柄、仕事に対する考え方、働く中で何を大事にしているかを知るため、と説明されています。そこから考えると、2文目の条件は、応募先が「うちの席ならその条件を満たせるか」を判断する材料になる、と編集部は見ています。だから2文目は、応募先の席で満たせるかどうかを確かめられる、具体的な条件にしておきます。

本当の理由が複数あっても、面接で話すのは1つに絞る

はじめ

正直、理由は1つじゃないです。決める範囲もそうだし、評価が「リリースした本数」なのも嫌だし、年収も上がらない。

どろん先輩

理由が複数あるのは珍しくありません。統計で見ておきます。転職サービスが2025年8月に、2024年7月〜2025年6月に転職した20〜59歳の正社員978人に聞いた調査では、35項目からの複数回答で、1位の「給与が低い・昇給が見込めない」が36.6%、3位の「個人の成果で評価されない」が22.8%でした。上位11項目がどれも18.7%以上です。

はじめ

それは、1人がいくつも理由を挙げているということですか。人によって理由が違うだけ、ではなく?

どろん先輩

複数回答なので、1人でいくつも選んでいます。一方で厚生労働省の雇用動向調査は、転職した人が前の職場を辞めた理由を1人1つで集計しています。令和7年の30〜34歳と35〜39歳を見ると、男女とも、「その他」の2つの区分を除けば、最も多い理由でも13.7%以下。1つの理由に集まらず、散らばっています。この4つの区分それぞれで「その他」の2区分を除いて最も多い理由を、このあと分ける4つの型に編集部が当てはめると、「給料等収入が少なかった」(30〜34歳 男13.4%、女12.2%)と「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」(35〜39歳 女13.7%)は待遇と働き方、「会社の将来が不安だった」(35〜39歳 男12.7%)はプロダクトの段階に近く、評価の物差しにそのまま当たる理由はありません。調査はPdMに限らない全職種で、1人1つの理由を集計したものなので、この当てはめは編集部の整理で、調査がそう分けているわけではありません。

はじめ

でも、PdMの数字ではないですよね。

どろん先輩

どちらも全職種の数字で、PdMに限ったものではありません。調べ方も違うので、2つの数字を直接比べることもできない。ここで読み取るのは、辞めた理由は人によって散らばり、1人の中でも複数ありうる、というところまでです。そのうえで、面接では、応募先の席で解決できる理由を1つ選んで話す。残りの理由は、聞かれたら事実で答えれば足ります。

はじめ

1つに絞るときは、どれを選べばいいんですか。

どろん先輩

基準は、応募先の席でその理由が解決するかどうかです。決める範囲が理由なのに、応募先でも経営がロードマップを決めていたら、その理由を話しても筋が通らない。評価の理由も同じです。さっきの転職サービスの調査では、全職種・複数回答で「個人の成果で評価されない」が22.8%、「会社の評価方法に不満があった」が19.7%と、評価を理由に挙げる人は少なくありません。このあと分ける型でいえば評価の物差しの型ですが、選ぶなら、応募先が何の指標で評価するかが分かり、それが前の席と違うと言える場合に絞ります。ただ、応募先でロードマップや評価の項目を誰が決めているかは求人票からは分かりにくく、面接の前に確かめる手段が要る、と編集部は見ています。紹介会社を通して応募するなら、面接の前に担当者へ、その席でロードマップや優先順位を誰が決めているか、PdMが決める範囲はどこまでかを聞いておくと、話す理由を選ぶ材料になります。応募する前に、転職の目的と譲れない条件を書き出しておく手順はPM転職の失敗を防ぐ確かめ方で書いたので、ここでは繰り返しません。この記事では、書き出した理由を面接の答えにする段階を扱います。

PdMの退職理由を4つの型に分け、事実と次の条件に直す

どろん先輩

ここからは編集部の整理です。PdMが辞めたいと思う理由を、席の事情で4つに分けます。決める範囲、評価の物差し、プロダクトの段階、待遇と働き方。さっきの統計の項目と1対1で対応するわけではありません。

型辞めたいときの言い方(架空)面接で話す事実(架空)次の席の条件(架空)
決める範囲上が全部決めて、自分は作る係ロードマップは経営会議で決まり、私は仕様と進行を担当していた何を作るかを、データと顧客の声から提案して決める段階に関わる
評価の物差し頑張っても評価されない評価の項目はリリース本数と納期で、利用率や解約率は対象外だった施策の結果の指標で評価される
プロダクトの段階もうやることがない/縮小が決まった主力機能の開発が一段落して改修と運用が中心になった。または事業の縮小で新規の開発が止まった新しい機能の判断が続く段階のプロダクトを持つ
待遇と働き方給料が安い・残業が多い年収は等級の年数で決まり、役割を広げても反映されにくい仕組みだった役割と成果で年収が決まる仕組みが説明されている

はじめ

決める範囲の型が私です。でも「決めたい」と言うと、生意気に聞こえませんか。

どろん先輩

「全部決めたい」と言えば、そう受け取る人もいるでしょう。だから範囲を具体にします。何を作るか、どの順番で作るか、何の指標で結果を見るか。このうちどこまでを持ちたいのかを言う。そうしておくと、応募先の席がどこまで持たせてくれるのかを、面接で確かめる準備にもなります。

はじめ

評価の型は、言い方を間違えると前の会社の悪口になりそうです。

どろん先輩

評価の仕組みは事実として言えます。「評価の項目はリリース本数と納期だった」は悪口ではない。「上司が成果を見てくれなかった」と言うと、人の話になる。編集部の見立てでは、人の話を、決め方や測り方の仕組みの話に直すと、同じ理由でも批判に聞こえにくくなります。

はじめ

待遇の型は、ガイドでは避ける言葉でしたよね。話していいんですか。

どろん先輩

「給料が安い」とだけ言うのは避けたほうがいい。ただ、うそもつけません。金額の不満としてではなく、年収が決まる仕組みの事実として話します。「年数で等級が上がる仕組みで、担当するプロダクトを増やしても年収に反映されにくかった」。そのうえで、次の席の条件を評価の仕組みとして言う。応募先の評価の仕組みは、逆質問で確かめます。

はじめ

段階の型は会社の事情なので、自分の退職理由として話すのは変じゃないですか。

どろん先輩

変ではありません。事業の縮小や開発の停止は、本人の不満ではなく会社の事情なので、事実として1文で言えば足ります。事情の説明を長くすると、話の中心が前の会社になってしまう。1文で済ませて、次にどんな段階のプロダクトを持ちたいかに移ります。

はじめ

段階が変わったのを理由にすると、「うちも落ち着いたら辞めるのか」と思われませんか。

どろん先輩

その心配はもっともです。だから2文目では、段階だけでなく、その段階で自分が何を決めたいかまで言います。立ち上げが好きだからではなく、新しい機能を何にするかの判断を続けたい、と言えば、落ち着いたあとの席でもその判断が残るかどうかという、確かめられる条件になります。

退職理由の答え方を、1分の記入例と深掘りへの備えで作る

どろん先輩

決める範囲の型で、記入例を作ります。面接で1分ほどで話すことを想定した、編集部の目安の長さです。骨組みは事実と次の条件の2文のままで、その間に、狭い範囲でも決めようとした行動を1つはさみます。

架空の記入例: 「現職では、法人向けの経費精算サービスのPdMを4年担当しています。ロードマップは四半期ごとに経営会議で決まり、私は決まった機能の仕様を書き、開発チームの進行を管理してきました。その中で、解約の理由を商談の記録から集めて、機能の優先度の見直しを提案し、2つの機能の順番を入れ替えてもらったことがあります。入れ替えたあとは、その機能を使う顧客の解約の理由がどう変わったかを、商談の記録で追いました。次の職場では、こうした提案を一度きりで終わらせず、何を作るかを決める段階から関わり、その結果を利用率や解約率で見る役割を持ちたいと考えています。」

はじめ

提案の話は入れないとだめですか。事実と条件の2文だけでは足りませんか。

どろん先輩

2文だけでも答えにはなります。ただ、決める範囲が狭かったという事実だけだと、「決める機会がなかった人」で話が終わってしまいやすい、と編集部は見ています。狭い範囲の中でも決めようとした行動を1つ入れると、2文目の条件に裏付けが付きます。書類の実績を「課題・判断・成果」で書くのと同じ考え方で、職務経歴書の書き方はプロダクトマネージャーの職務経歴書で扱っています。

はじめ

深掘りでは、どんなことを聞かれますか。

どろん先輩

何を聞くかは会社と面接官によるので、決まった質問があるわけではありません。備え方としては、自分の記入例の言葉のうち、具体を求められそうな語を自分で拾い、答えの材料を先にそろえておきます。

記入例の言葉想定しておく深掘り用意する答えの材料
経営会議で決まるその決め方に、あなたはどう関わったか会議に出した資料、提案が通った例と通らなかった例
優先度の見直しを提案何を根拠に、誰をどう説得したか使ったデータ、反対した人の論点、入れ替えたあとの結果
決める段階から関わりたい今の会社では、それはできないのか社内で役割の拡大や異動を相談したか、その結果
利用率や解約率で見る今、その指標をどう追っているか自分で見ている集計、見ていないならその理由

はじめ

「今の会社ではできないのか」は、聞かれたら詰まりそうです。

どろん先輩

そこは詰まりやすい問いだと編集部も見ています。社内で相談したなら、その事実と結果を言う。相談していないなら、しなかった理由を事実で言う。どちらでも、事実どおりの答えを面接の前に決めておきます。作った話は、次の質問で細部を聞かれたときに続けにくくなりやすい、とも見ています。

はじめ

記入例は、そのまま覚えて話してもいいですか。

どろん先輩

編集部の見立てでは、文を暗記するより、1文目の事実、提案した行動、2文目の条件の3つの要素だけを覚えておくほうが、聞き返されたときに組み替えやすい。1分という長さも目安で、面接官が途中で質問をはさんだら、そこで止めて構いません。

退職理由と志望動機と逆質問を、1本の線にそろえる

はじめ

志望動機は、退職理由とは別に準備するものだと思っていました。

どろん先輩

別の質問ですが、中身は同じ線の上にあります。退職理由の2文目が「次の席で持ちたい役割」なら、志望動機は「その役割を、なぜこの会社の席で持てると考えたか」で、逆質問は「その役割を、この席で本当に持てるか」の確認です。

質問何を話すか架空の例(決める範囲の型)
退職理由前の席の事実と、次の席の条件ロードマップは経営会議で決まり、私は仕様と進行を担当。次は何を作るかを決める段階から関わりたい
志望動機その条件が、この会社の席で満たせると考えた理由面接の前の説明で、PdMが四半期の計画を提案し、指標で振り返ると聞いた
逆質問その条件を、面接官の話で確かめる直近の四半期で、PdMの提案でロードマップの順番が変わった例はありますか

はじめ

逆質問で退職理由と同じことを聞くと、しつこく見えませんか。

どろん先輩

同じ話を繰り返すのではなく、条件を満たせるかを応募先の実例で聞くので、問いの形が違います。退職理由で挙げた条件を逆質問で確かめておくと、入社後に同じ理由でまた辞める事態を避けやすい、と編集部は見ています。過去の出来事で権限を確かめる質問の詳しい作り方はPM転職の失敗を防ぐ確かめ方に書いたので、ここでは退職理由とつなげる点だけを扱います。PdMの面接全体の流れや質問の一覧はPdMの面接対策にまとめていて、退職理由の深掘りへの備えはこの記事で扱います。

はじめ

3つの答えがずれていたら、どうなりますか。

どろん先輩

たとえば退職理由で決める範囲を挙げ、志望動機でプロダクトの社会的な意義を語り、逆質問で残業時間だけを聞く。どれも正当な関心ですが、編集部の見立てでは、聞く側からは、あなたが次の席で何をいちばん求めているのかが1つに定まりにくく、「本当の理由は別にあるのでは」と思われるきっかけになりえます。残業時間を聞きたいなら、退職理由の待遇と働き方の型とつなげて聞けば、線は切れません。

はじめ

PMOの面接でも、同じ組み立てでいいんでしょうか。

どろん先輩

考え方は同じですが、PMOは支援の役割なので、「次に決めたいこと」の中身が変わります。PMOの退職理由と志望動機の答え方はPMOの面接対策で扱っています。

人間関係や在籍の短さは、話す範囲を決めておく

はじめ

逆に、言わないほうがいいことはありますか。

どろん先輩

さっきのガイドが挙げる「現職への批判」「上司の不満」「人間関係トラブル」は、その言葉のままでは言いません。本当の理由が人間関係なら、決め方の仕組みに直せる部分だけを話します。「上司と合わなかった」ではなく、「仕様の判断には上長の承認が要り、承認の基準が文書になっていなかった」のように。

はじめ

仕組みに直せない人間関係だったら?

どろん先輩

そのときは、面接で話す1つには選びません。ほかの理由から、応募先の席で解決できるものを選ぶ。うそはつかないけれど、辞めた理由を全部話す必要もない、というのが編集部の考えです。

はじめ

入社して1年くらいで辞める場合は、どう話せばいいでしょう。

どろん先輩

在籍の期間は職務経歴書で分かるので、隠せません。入社前に聞いていた話と実際の違いを、事実で1つ言う。たとえば、聞いていた担当はプロダクトの企画だったが、実際は既存機能の保守の進行管理だった、という形です。そのうえで、今回の転職では同じ違いが起きないよう、面接で何を確かめているかを言う。2文目の条件と逆質問が、ここでも効いてきます。

はじめ

すでに辞めてから転職活動をしている場合は?

どろん先輩

話し方の組み立ては同じです。辞めた時期と、その間に何をしていたかを聞かれる前提で、事実を1文ずつ用意しておく。架空の例ですが、離職中に、ふだん使っている家計簿アプリの解約までの画面を触って、離脱しそうな箇所と改善案を1枚にまとめた、という過ごし方なら、2文目の「何を作るかを決める段階から関わりたい」とつながります。空いた期間の長さで答えを変えるより、このつながりを先に確かめておくほうが、話はぶれにくいと考えています。

参考データと出典

確かめた日はいずれも2026年10月28日。数字はすべて全職種の統計・調査で、PdMに限った数字ではない。2つの統計は調べ方(1人1つの理由か、複数回答か)が違うため、数字を直接比べない。PDFの資料は本文を書き出して確かめた。

データ中身時点・条件
厚生労働省「令和7年 雇用動向調査結果の概要」(転職入職者の状況の表5)転職入職者が前職を辞めた理由別割合(1人1つの理由、合計100%)。30〜34歳 男: 給料等収入が少なかった13.4%、労働時間・休日等の労働条件が悪かった13.0%、会社の将来が不安だった10.0%、仕事の内容に興味を持てなかった9.0%。35〜39歳 男: 会社の将来が不安だった12.7%、給料等収入が少なかった11.2%、労働条件が悪かった11.1%。30〜34歳 女: 給料等収入が少なかった12.2%、職場の人間関係が好ましくなかった10.6%、労働条件が悪かった10.1%。35〜39歳 女: 労働条件が悪かった13.7%。「その他の個人的理由」「その他の理由(出向等を含む)」を除くと、この4つの区分のどれでも最も多い理由は13.7%以下令和7(2025)年1〜12月の状況(概況の公表は2026年8月31日)。約15,000事業所から抽出、集計入職者数57,896人。転職入職者のうち前職が雇用者で調査時に在籍している人が対象(自営業からの転職入職者を含まない)。合計は理由不詳を含む
doda「転職理由ランキング【最新版】」35項目からの複数回答。1位 給与が低い・昇給が見込めない36.6%、2位 労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)26.3%、3位 個人の成果で評価されない22.8%、7位 会社の評価方法に不満があった19.7%、10位 昇進・キャリアアップが望めない18.7%、10位 スキルアップしたい18.7%(上位11項目がどれも18.7%以上)2024年7月〜2025年6月に転職した20〜59歳の正社員。インターネット調査(2025年8月1〜8日)、有効回答978件。正社員の地域・年代・性別でウエイトバック。ページの更新日は2026年2月16日
JAC Recruitment「転職面接で「退職理由」をポジティブに言い換えるには?」経験者採用の面接では退職理由を聞かれるケースがある。面接官が退職理由を聞く意図: 入社後すぐに辞めてしまわないかを判断するためが主な理由。ほかに人柄、仕事に対する考え方、働く中で何を大事にしているかを知るため。面接で伝えるべきでない言葉として「現職への批判」「上司の不満」「人間関係トラブル」「待遇不満」。うそをつくのはいけない、とも書かれている人材紹介会社の公開ガイド(最終更新 2026年10月5日)。1社の説明で、統計ではない

4つの型の分け方、深掘りへの備えの表、答え方の記入例は編集部の整理と架空の例で、統計や当社の支援実績ではない。

よくある質問

退職理由が年収なら、面接で正直に言ってよいですか?

うそはつかないほうがよいです。ただ「給料が安い」とだけ言わず、年収が決まる仕組みの事実(年数で等級が上がり、役割を広げても反映されにくかった、など)として話し、次の席の条件を評価の仕組みとして言う、というのが編集部の勧めです。応募先の評価の仕組みは逆質問で確かめます。

退職理由が複数あるときは、全部話すべきですか?

面接で話すのは、応募先の席で解決できる理由を1つに絞ります。残りの理由は、聞かれたら事実で答えれば足ります。転職した人の調査でも理由は人によって散らばっていて、複数回答の調査では上位11項目がどれも18.7%以上でした(どちらも全職種の数字です)。

「今の会社ではできないのですか」と聞かれたら、どう答えますか?

社内で役割の拡大や異動を相談したなら、その事実と結果を話します。相談していないなら、しなかった理由を事実で話します。どちらの場合も、事実どおりの答えを面接の前に決めておきます。

上司と合わなかったことが本当の理由のときは?

「上司と合わなかった」とは言わず、決め方の仕組みに直せる部分(仕様の判断の承認の基準が文書になっていなかった、など)だけを話します。仕組みに直せない場合は、面接で話す1つには選ばず、応募先の席で解決できる別の理由を選びます。

登場人物は架空です。

この記事は、PM・PdM・企画職専門の転職支援「ネコノテキャリア」と業務委託の案件紹介「ネコノテエキスパート」を運営する株式会社スナネコが、実務知見に基づいて制作しています。

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