事業企画はやめとけ?|伸ばす・守る・畳むで見分けるきつさと、続けるか動くかの決め方

事業企画がやめとけと言われる理由を、決める権限・時間の使い方と、担当する事業が伸ばす・守る・畳むのどこにいるかで見分ける。予定表で何でも屋かを数え、打ち手を1件取りに行ってから続けるか動くかを決める順番も書く。

この記事でわかること

  • 編集部の見立てでは、事業企画の板挟みは、決める場に出られないまま予実の集計と説明の資料に時間を取られる席で起きやすい
  • 担当する事業が伸ばす・守る・畳むのどこにいるかで、回ってくる仕事と経歴に残しやすいものを見分ける
  • 直近1か月の予定表で時間を4つに分けて数え、打ち手を1件上長に提案してから、続けるか動くかを決める

どろん先輩

PM・企画職専門の転職エージェント「ネコノテキャリア」の中の人。オブラートに包まない物言いが持ち味で、相場も裏事情も聞かれれば正直に話す。少し口が悪い。

はじめ

BtoBの製造業の事業部で事業企画を担当して4年目。営業から異動し、予実管理と経営会議の資料づくりが仕事の中心になっている

目次
  1. 事業企画の板挟みは、どんな席で起きやすいか
  2. きつさの出方を、担当する事業が「伸ばす・守る・畳む」のどこにいるかで見分ける
  3. 「何でも屋」になっているかは、直近1か月の予定表で数える
  4. 縮小する事業の事業企画は、外れとは限らない
  5. 続けるか動くかは、社内で打ち手を1つ取りに行ってから決める
  6. 参考データと出典
  7. よくある質問

事業企画は「やめとけ」「きつい」と書かれることがある。検索して出てくる記事で挙がる理由は、経営と現場の板挟み、社内の合意が取れず計画が進まない、成果が自分のものとして見えにくい、の3つが多い。編集部の見立てでは、この3つは事業企画なら必ず起きる話ではなく、担当する事業が伸ばす・守る・畳むのどの段階にあるかで出方が変わる。板挟みと成果の見えにくさは、売上が伸びない理由を毎月説明する守る段階で強く出る。合意が取れず進まないのは、関係部門の利害がぶつかる畳む段階で強く出る。伸ばす段階では3つとも弱まり、代わりに忙しさが大きくなる。

この記事は、事業会社の事業企画で数年働いてきた人や、PM・企画職の経験を持って事業企画の席への転職を考えている人が、今の席や応募先の席が消耗する席かどうかを見分け、続けるか動くかを決めるためのものだ。事業企画の求人の型や、応募書類での経験の伝え方は事業企画の転職の進め方で扱っている。

事業企画の板挟みは、どんな席で起きやすいか

はじめ(BtoB製造業の事業部で事業企画4年目)

営業から事業企画に移って4年目です。仕事の大半が予実の集計と経営会議の資料で、最近「事業企画 やめとけ」で検索してしまいました。出てくる理由が、ほぼ全部当てはまる気がして。

どろん先輩(PM・企画職専門の転職エージェント)

当てはまる気がする、というのは正直な感想だと思います。ただ、検索で出てくる理由を並べても、はじめさんが辞めるべきかは決まりません。この節の話は編集部の見立てですが、板挟みも、合意が取れないのも、成果が見えないのも、事業企画なら必ず起きるものではない。起きやすい席と起きにくい席があります。

はじめ

席で変わる、というのは、きつい会社とそうでない会社がある、という意味ですか。

どろん先輩

会社というより、同じ会社の中でも席で変わります。はじめさんの事業部でも、隣の事業部の事業企画は全然違う仕事をしているかもしれない。消耗するかどうかを分けるのは、職種の名前ではなく、決める権限がどこにあるか、時間を何に使っているか、担当する事業がどんな状態か、の3つだと見ています。

はじめ

職種じゃなくて席だ、というのは、少し都合のいい言い方にも聞こえます。

どろん先輩

疑うのは大事です。席の条件で決まるという点は、事業企画の人を数えて確かめたものではありません。そのかわり、板挟みが起きる条件を具体的に言います。

どろん先輩

一つめは決める権限です。事業企画の席では、予算・価格・人員の配分を決めるのは事業部長や経営会議で、実行するのは営業や製造です。事業企画は案と資料を出す側にいる。上からは「なぜ計画どおりにいかないのか」、現場からは「なぜこの数字なのか」を聞かれ、どちらにも自分では決めていない数字を説明することになる。これが板挟みの形です。

どろん先輩

二つめは時間の使い方です。予実管理は締めが毎月来ます。月初に実績を集計し、計画との差の理由を各部門に聞き、中旬に経営会議の資料を作り、会議のあとは経営層からの質問に答える。この繰り返しで月の大半が埋まると、打ち手を考える時間が残りません。決める場に出られないまま、月の大半を予実の集計と説明の資料に使っている席で、板挟みと「成果が見えない」が同時に起きやすい。

はじめ

僕は経営会議の資料は作りますが、会議には出ていません。質問は、上長経由で戻ってきます。

どろん先輩

それなら、一つめの条件に当てはまっています。資料を作った本人が会議で答えられないので、質問が戻ってくるたびに説明の仕事が増える。二つめの条件は、あとの節で予定表を数えて確かめます。

はじめ

30代で辞める人は、どんな理由が多いんですか。僕は32です。

どろん先輩

厚生労働省の雇用動向調査(令和6年)に、転職した人が前の仕事を辞めた理由の表があります。全産業・全職種の数字で、事業企画に限った統計ではありません。30〜34歳の男性では「会社の将来が不安だった」が14.9%で、男性全体の7.4%の約2倍でした。給料等は11.7%、労働条件は10.9%です。事業企画は事業の数字を毎月見る席なので、担当する事業の先行きが暗いと、その不安を社内で早く受け取る立場にいる、と編集部は見ています。ここが、事業の状態の話につながります。

参考までに、同じ表の男性全体では、「仕事の内容に興味を持てなかった」4.4%と「能力・個性・資格を生かせなかった」3.8%は、どちらも「給料等収入が少なかった」10.1%、「職場の人間関係が好ましくなかった」9.0%、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」8.6%より小さい。ただし2つを合わせた8.2%は「会社の将来が不安だった」7.4%より大きい。この統計は職種別ではないので、席の条件で決まるという点の裏付けにはならず、そこは編集部の見立てだ。その見立てのうえで、「事業企画はやめとけ」を職種への判定として受け取らず、自分の席の条件の点検に使うことを勧める。

きつさの出方を、担当する事業が「伸ばす・守る・畳む」のどこにいるかで見分ける

はじめ

事業の状態というのは、売上が伸びているかどうか、ということですか。

どろん先輩

ざっくり言えばそうです。ここからは編集部の見立てで、統計ではありません。事業企画に回ってくる仕事は、担当する事業が伸ばす段階か、守る段階か、畳む段階かで、かなり入れ替わります。表にしました。

事業の状態事業企画に回ってくる仕事きつさの出方経歴に残しやすいもの
伸ばす(売上が伸びている、投資を増やす)新しい打ち手の試算、投資の稟議、人員計画打ち手が多く、案を出す機会がある。忙しさは大きい自分が出した打ち手と、その結果の数字
守る(売上が横ばい、利益を保つ)予実の集計、差の理由の説明、コスト削減の資料説明の仕事が増え、打ち手の案が通りにくい。板挟みを感じやすく、成果も自分のものとして見えにくい差の原因を突き止めて、止めた施策・直した施策
畳む(縮小・撤退・売却を検討する)撤退の試算、事業の切り出しの資料、関係部門との調整関係部門の利害がぶつかり、合意が取りにくい。社内で歓迎されない仕事が続き、先行きの不安も大きい畳む判断の材料づくりと、関係部門との合意の記録

表は編集部の見立てで、統計ではない。1つの事業部の中に、伸ばす製品と畳む製品が混ざっていることもある。

はじめ

僕の事業部は、売上はほぼ横ばいです。守る段階ですね。

どろん先輩

そうなると、説明の仕事が増えるのは自然な流れです。売上が伸びないと、経営会議で「なぜ伸びないのか」を毎月聞かれる。その答えの資料を作るのが事業企画になりやすい。検索で出てくる「やめとけ」の理由の多くは、守る段階の事業企画で起きやすいことと重なる、と編集部は見ています。

はじめ

じゃあ、伸ばす段階の事業企画なら楽なんですか。

どろん先輩

楽ではないです。打ち手が多いぶん、試算と稟議が重なって、忙しさはむしろ大きい。違うのは、忙しさの中身が自分の案の仕事になりやすいことです。同じ忙しさでも、職務経歴書に書けることが残るかどうかが違う。

はじめ

守る段階の事業企画は、もう抜けたほうがいいんでしょうか。

どろん先輩

守る段階でも、差の原因を突き止めて施策を止めたり直したりできる席なら、経歴は残ります。きついのは、説明だけを求められて、打ち手の案を出す場が無い席です。そこは次の節の数え方で確かめます。

はじめ

事業の状態は、どうやって確かめればいいですか。社内にいても、はっきり言われたことはありません。

どろん先輩

今の会社なら、中期経営計画や決算説明の資料で、担当事業への投資を増やすのか、効率化するのか、見直すのかの書き方を見てください。応募先なら、同じ資料が会社のサイトで公開されていることがあります。上場していない会社なら、面接で「この事業の3年後の売上の目標と、そのための投資」を聞く。答え方で、伸ばすのか守るのかの見当がつきます。

「何でも屋」になっているかは、直近1か月の予定表で数える

はじめ

守る段階なのは分かりました。でも僕の毎日は、資料、会議、また資料、です。何でも屋になっている気がします。

どろん先輩

気がする、で判断しないほうがいいです。編集部が勧めているのは、直近1か月の予定表を開いて、使った時間を4つに分けて数えるやり方です。感覚より、数字のほうが自分にも上長にも説明しやすい。

時間の分け方入るもの外れの席の目安(編集部の見立て)
集計と資料の作成予実の集計、会議資料、経営層からの質問への回答時間の大半がここで、締め切りが毎月同じ
会議の準備と運営議題の整理、議事録、出席者の日程調整自分は発言せず、記録と段取りが役目
他部門との調整営業・製造・開発との条件のすり合わせ調整の場に出ても、条件を出す権限がない
打ち手の案づくりと検証施策の試算、小さく試す段取り、結果の振り返り1か月でほとんど時間が無い

目安は編集部の見立てで、統計ではない。時間の割合に正解の線はなく、同じ人の半年前と比べる使い方を勧める。

はじめ

数えたら、たぶん最後の「打ち手の案づくり」は1割もないです。

どろん先輩

それなら、はじめさんの席は今、説明の仕事に寄っている、ということです。ここで大事なのは、ゼロか、少しはあるかの違いです。少しでも自分の案を試算して出した記録があれば、そこを広げる交渉ができる。ゼロなら、席の役割として案を出すことが想定されていない可能性がある。

はじめ

他部門との調整は、けっこう出ています。営業部の会議で説明する役です。

どろん先輩

説明する役か、条件を出す役かで分けてください。決まった数字を説明しに行くだけなら、表の上では調整というより資料の延長です。「この値引きは何%までなら受ける」のように、自分の側の条件を出して相手と決めているなら、調整の時間に数えていい。どこまで自分で決めてきたかの段階の整理は、事業企画の転職で経験の段を確かめる方法で詳しく扱っています。

はじめ

数えるとき、兼務している隣の事業部の会議や、資料を説明しに出ている会議は、どこに入れればいいですか。

どろん先輩

その時間に自分が何を出したかで分けてください。資料を説明しているなら「集計と資料の作成」、議事録や日程調整なら「会議の準備と運営」、自分の側の条件を出して決めてきたなら「他部門との調整」です。兼務の会議は、事業部ごとに別に数えておいてください。どちらの事業部の仕事に時間を取られているかが、あとで分かります。数えた結果は、あとで上長と話すときの材料にもなります。「打ち手の時間が1か月で○時間しかない」と言えば、愚痴ではなく相談になる。

縮小する事業の事業企画は、外れとは限らない

はじめ

一つ不安なのが、うちの事業部の中に、撤退の話が出ている製品があることです。そっちの担当に回されたら、もう終わりだと思っていました。

どろん先輩

そこは通説と逆のことを言います。編集部の見立てでは、畳む段階の事業企画は、きついけれど、経歴の上では外れとは限らない。撤退や縮小の判断は、伸ばす判断に比べて関わる人が少なく、その材料を作った経験を職務経歴書に書ける人は限られる、と見ているからです。関わる人数を数えたものではありません。

はじめ

でも、撤退の資料を作った、と書いても、後ろ向きに見えませんか。

どろん先輩

書き方しだいです。書式は、事業企画の転職の記事で書いた、数字・自分の段・結論・その後と最終決定者を書く型と同じです。ここでは、畳む段階で何を書くかの違いだけ言います。撤退そのものではなく、何を比べて、どの順番で関係部門と合意し、何を残したかを書く。架空の例で書くと、こうなります。

項目記入例(架空の例)
状況担当する製品群の売上が3年続けて計画を下回り、事業部の中で続けるか見直すかを検討することになった
自分の役割続ける場合・縮小する場合・他社に譲る場合の3案で、○年分の損益を試算した。営業・製造・購買の担当と、取引先への説明の順番を詰めた
結論縮小し、主力の取引先向けの製品だけ残す案で合意した。最終決定は事業部長
その後在庫の処分と人員の配置換えを○か月で終えた。残した製品の利益率は○ポイント改善した

記入例は架空で、数字は伏せた。最終決定者を書いておくと、自分の役割を盛っていないことが伝わりやすい。

はじめ

最終決定が事業部長でも、書いていいんですね。

どろん先輩

書いていいです。かえって、自分がどこまでを持ったかがはっきりします。避けたいのは、畳む仕事のうち、資料の清書と議事録だけを担当する形です。それだと、きつさだけが残って、書けることが残りにくい。

はじめ

畳む担当に回されたら、何を頼めばいいですか。

どろん先輩

3案の試算の、少なくとも1案を自分の名前で持たせてもらうことです。関係部門への説明の場に、記録係ではなく説明する側で出ることも頼む。この2つが取れれば、表の記入例の形で書ける材料になります。

続けるか動くかは、社内で打ち手を1つ取りに行ってから決める

はじめ

結局、僕は今の会社に残るべきなんでしょうか、外に出るべきなんでしょうか。

どろん先輩

順番を決めておけば迷いにくいです。まず予定表で時間を数え、次の計画の時期に打ち手を1件担当させてほしいと上長に提案し、それが通らなければ外を見る。この順番は編集部の勧めで、統計で決まったものではありませんが、判断の理由を自分で説明できる形になります。

  • 直近1か月の予定表で、時間を4つに分けて数える(打ち手の案づくりの時間がどれだけあるか)
  • 担当する事業が伸ばす・守る・畳むのどこにいるかを、中期経営計画や決算説明の資料で確かめる
  • 次の四半期か半期の計画を立てる時期に、打ち手を1件、自分の担当として持たせてほしいと上長に提案する
  • 提案が通らない、議題にも上がらないなら、その時点で社外の求人を見る

はじめ

外に出たとして、事業企画の経験はちゃんと値段がつきますか。

どろん先輩

市場の数字を一つ出します。dodaの転職求人倍率レポートで、2026年9月の「企画・管理」の求人倍率は3.31倍でした。全体は2.89倍です。転職希望者1人に対して求人が何件あるかの数字で、doda独自の定義です。「企画・管理」は事業企画だけでなく、経営企画や管理部門も含む広い区分なので、事業企画の求人がこれだけある、という意味ではありません。

はじめ

「企画・管理」の中に経営企画や管理部門も入っているなら、その中で事業企画の求人はどう見分ければいいですか。

どろん先輩

求人票の仕事内容で、担当する事業や製品の名前が書かれているかを見てください。予実管理と並んで、施策の立案や投資の判断が書かれていれば、事業企画の席と見ていいです。全社の予算や中期経営計画の取りまとめが中心なら、経営企画に近い席の可能性があります。

どろん先輩

この倍率から言えるのは、「企画・管理」という区分では、転職希望者1人あたりの求人が全体より多い、というところまでです。編集部の見立てでは、値段がつくかは、何を決めてきたかで変わります。雇用動向調査(令和6年)では、転職して賃金が増えた人は30〜34歳で46.1%、減った人は24.2%でした。全職種の数字なので、事業企画の転職で同じになるとは言えませんが、転職すれば必ず上がる、とも言えない数字です。

はじめ

動く場合、応募先で同じ守る段階の席に入ってしまうのが怖いです。

どろん先輩

面接で、事業の状態と時間の使い方を聞けばいいです。この節で聞くことは3つにしました。

  • この事業の3年後の売上の目標と、そのための投資は何ですか(伸ばすか守るか畳むかの見当をつける)
  • この席の担当が、この1年で自分の案として出して通った施策はありますか(打ち手の時間があるかを確かめる)
  • 他部門との会議で、この席の担当は説明する側ですか、記録する側ですか(調整の時間の中身を確かめる)

はじめ

経営企画の求人も一緒に見ていいですか。

どろん先輩

見ていいですが、経営企画には経営企画の消耗の仕方があります。数字を持たない部門の板挟みの話は経営企画はやめとけと言われる理由で、担当するPLの単位で二つを分ける話は経営企画と事業企画の違いで書いています。伸ばす段階の仕事に寄せたいなら、新規事業の本気の部署を見抜く方法も比べてください。

はじめ

今週末に予定表を数えて、来月の半期計画の打ち合わせで、価格の見直しを1件持たせてほしいと言ってみます。

どろん先輩

それでいいです。通っても通らなくても、その結果が次の判断の材料になります。求人票と面接だけで応募先の席の中身が読めないときは、PM・企画職を専門に扱うエージェントに、配属先の事情を確かめてもらう方法もあります。

参考データと出典

以下は、2026年10月23日に開いて中身を確かめた資料。本文の数字はすべてこの2つから引いた。どちらも事業企画に限った統計ではない。

データ中身時点・条件
厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」(転職入職者の状況の表5・表6)転職入職者が前職を辞めた理由(表5)。男性: 仕事の内容に興味を持てなかった4.4%、能力・個性・資格を生かせなかった3.8%、職場の人間関係が好ましくなかった9.0%、会社の将来が不安だった7.4%、給料等収入が少なかった10.1%、労働時間、休日等の労働条件が悪かった8.6%。男性30〜34歳: 会社の将来が不安だった14.9%、給料等11.7%、労働条件10.9%。転職入職者の賃金変動(表6): 30〜34歳で増加46.1%、減少24.2%令和6年(2024年)1年間の状況。16大産業の常用労働者5人以上の約15,000事業所から抽出した調査で、全産業・全職種の数字。表5は転職入職者のうち前職が雇用者で調査時に在籍している人が対象(自営業からの転職入職者を含まない)。PDF は本文を書き出して確かめた
doda「転職求人倍率レポート」データ2026年9月の転職求人倍率は全体2.89倍、職種別の「企画・管理」3.31倍(2026年8月3.28倍、2025年9月3.17倍)2026年10月22日発表。求人数(採用予定人員)÷転職希望者数で、doda独自の定義。転職希望者の職種は希望する職種ではなく直近の職種。「企画・管理」は事業企画に限らない広い区分

事業の状態ごとの仕事の表、予定表の時間の分け方、畳む段階の記入例、続けるか動くかの順番、面接で聞く3つの質問は、上の資料をもとにした編集部の見立てで、統計ではない。

よくある質問

事業企画はやめたほうがいい仕事ですか?

編集部の見立てでは、職種として避ける理由はありません。消耗しやすいのは、決める権限がないまま説明だけを求められる席や、打ち手の案を出す時間がほとんど無い席です。参考までに、全職種の統計では、厚生労働省の雇用動向調査(令和6年)で男性の転職者が前職を辞めた理由のうち、「仕事の内容に興味を持てなかった」と「能力・個性・資格を生かせなかった」は、それぞれ給料・人間関係・労働条件より小さく出ています。職種別の統計ではないので、この見立ての裏付けではありません。

事業企画がきついと言われるのはなぜですか?

編集部の見立てでは、担当する事業が守る段階にあると、予実の差の説明やコスト削減の資料が増え、打ち手の案が通りにくくなるためです。伸ばす段階では忙しさの中身が自分の案の仕事になりやすく、畳む段階では関係部門の利害がぶつかって合意が取りにくく、社内で歓迎されない仕事が続きます。同じ事業企画でも、事業の状態できつさの出方が変わります。

自分の席が「何でも屋」かどうかは、どう確かめればいいですか?

直近1か月の予定表を開き、使った時間を、集計と資料の作成、会議の準備と運営、他部門との調整、打ち手の案づくりと検証の4つに分けて数えてください。打ち手の案づくりの時間がほとんど無ければ、席が説明の仕事に寄っています。時間の割合に正解の線はないので、半年前の自分と比べる使い方を勧めます。

事業企画を続けるか転職するかは、どう決めればいいですか?

まず予定表で時間を数え、次の四半期か半期の計画を立てる時期に、打ち手を1件自分の担当として持たせてほしいと上長に提案してください。提案が通らない、議題にも上がらないなら、その時点で社外の求人を見ます。この順番は編集部の勧めで、統計で決まったものではありません。

登場人物は架空です。

この記事は、PM・PdM・企画職専門の転職支援「ネコノテキャリア」と業務委託の案件紹介「ネコノテエキスパート」を運営する株式会社スナネコが、実務知見に基づいて制作しています。

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