PMのリファレンスチェック|推薦者の選び方と頼み方、現職に伝える前に頼まれたときの進め方

PMの転職でリファレンスチェックを頼まれた人向けに、同意する前に応募先へ聞く5つのこと、職務経歴書の実績ごとの推薦者の選び方、現職に伝える前の進め方、推薦者への依頼文と渡すメモを解説します。

この記事でわかること

  • 依頼が来たら、同意する前に推薦者の人数と立場、方法、聞く項目、期限を応募先に確かめる
  • 推薦者は仲の良さでなく、職務経歴書の実績ごとに、その場面を近くで見ていた人から選ぶ
  • 現職に伝えていないなら、別の部署に移った上司も含めて現職の人を外せるか相談し、前職の人や退職した元上司・元同僚から選ぶ

どろん先輩

PM・企画職専門の転職エージェント「ネコノテキャリア」の中の人。オブラートに包まない物言いが持ち味で、相場も裏事情も聞かれれば正直に話す。少し口が悪い。

はじめ

SIerでプロジェクトマネージャーを9年務める36歳。事業会社のPM職の最終面接を終えたところで、応募先からリファレンスチェックへの協力を頼まれた。現職にはまだ転職活動を伝えていない。

目次
  1. PMのリファレンスチェックは、書類と面接で話した実績の確かめ
  2. 依頼が来たら、同意する前に応募先に聞く5つのこと
  3. 推薦者は「よく言ってくれる人」ではなく、実績ごとに見ていた人で選ぶ
  4. 現職に転職活動を伝える前に頼まれたら
  5. 推薦者への頼み方と、渡しておくメモ
  6. 参考データと出典
  7. よくある質問

PM(プロジェクトマネージャー)の転職で、最終面接の前後にリファレンスチェックを頼まれたら、まず応募先に「誰に・何を・どの方法で・いつまでに」聞くのかを確かめ、それから推薦者を選んで頼む。推薦者は、評価してくれそうな人ではなく、職務経歴書に書いた実績を近くで見ていた人から選ぶ、というのが編集部の勧めだ。現職にまだ伝えていないなら、同意する前に、現職の人(別の部署に移った上司・同僚も含む)を外せるかを応募先に相談する。

本文のPMはプロジェクトマネージャー(PjM)を指すが、手続きはプロダクトマネージャー(PdM)の選考でも変わらない。PdMの面接そのものの準備はPdMの面接対策で扱っている。

PMのリファレンスチェックは、書類と面接で話した実績の確かめ

はじめ(SIerでPM9年目・36歳)

事業会社のPM職の最終面接が終わったところで、応募先から「リファレンスチェックにご協力ください、推薦者を2名お願いします」と連絡が来ました。前の転職では無かったので、何をされるのかがよく分からなくて。

どろん先輩(PM・企画職専門の転職エージェント)

中身は単純です。応募先が、あなたの働きぶりを知っている第三者に話を聞く。人材会社のリファレンスチェックのガイドでは、目的として、経歴やスキルの信ぴょう性、つまり書類や面接で話した内容が実際の業務や成果とかけ離れていないかの確認、人柄やチームへの合い方、入社後のミスマッチの防止が挙がっています。時期は、一般的に最終面接の前後から内定を出す前、とされています。

はじめ

最終面接で落ちていたら頼まれない、ということは、ほぼ通っているんでしょうか。

どろん先輩

そう読みたくなる気持ちは分かりますが、言い切れません。人材会社のガイドでは、結果は採用見送りの要因の一部として参考にされることがあり、多くの企業は総合判断の材料のひとつとして扱う、と書かれています。合否の途中の手続きだと思って、手を抜かないでください。

はじめ

推薦者には、どんなことを聞かれるんですか。

どろん先輩

同じガイドに挙がっている例は、担当プロジェクトでの役割と成果、強み、勤務態度や締め切りを守る意識、部下への指導や協調性、差し支えない範囲での退職の経緯です。方法は、メールや専用のフォームで答える書面、電話やWeb会議での面談、第三者機関に頼むもの、の3つです。

はじめ

PMだと、何か違いがありますか。

どろん先輩

ここからは編集部の見立てです。PMのリファレンスチェックで推薦者が話すのは、職務経歴書に書いたプロジェクトの「その場面」になりやすい。PMの書類は「年間○億円規模の基幹刷新をPMとして完遂」のように、規模と役割で書かれがちです。推薦者が答えるのは、その刷新で遅れが出たときに誰が何を決めたか、関係者とどう揉めてどう収めたか、という場面の話になりやすい。書類の書き方と推薦者の記憶がずれていると、そこで食い違いが出ます。

はじめ

自分では盛ったつもりがなくても、ずれることはありそうです。課長が決めたことを、自分が決めたように書いていたりとか。

どろん先輩

それが一番起きやすい形だと見ています。だから推薦者を選ぶ前に、職務経歴書を読み直して、主語が自分になっている文を1つずつ確かめておく。書き方の直し方はプロジェクトマネージャーの職務経歴書で書いています。

依頼が来たら、同意する前に応募先に聞く5つのこと

はじめ

連絡には「推薦者の氏名と連絡先をフォームに入力してください」とだけ書いてあります。すぐに入力したほうがいいですか。

どろん先輩

入力の前に、聞くことがあります。前提として、職業安定法の指針では、求人者を含む職業紹介事業者等が個人情報を集めるときは、本人から直接か、本人の同意の下で本人以外から、などの適法で公正な手段によることとされています。同意を求めるときは、求める事項をできるだけ具体的かつ詳しく示すこと、本人の自由な意思で明確に示された同意であること、とも書かれています。

はじめ

同意する前に、中身を聞いていいということですね。

どろん先輩

中身が分からないまま同意する必要はない、というのが指針の読み方だと編集部は考えています。聞くのは次の5つです。

聞くことなぜ聞くか聞き方の例
推薦者の人数と、立場の指定上司を含める指定があるか、同僚や社外の人でもよいかで、選び方が変わる推薦者は何名で、上司・同僚・社外の方などの指定はありますか
現職の人を含める必要があるか現職に転職活動を伝えていない場合の進め方を決める現職にはまだ伝えていないため、前職の方など、現職以外の方でお願いできますか
方法書面か、電話・Web会議か、第三者機関かで、推薦者の手間と所要時間が変わる推薦者の方には、どのような方法でご協力いただく形でしょうか
聞く項目の範囲推薦者に事前に伝えられる。話してよい範囲を決められる推薦者の方に伺う項目を、事前に共有いただけますか
期限と、結果を見る人推薦者の都合を押さえる。結果が誰に共有されるかを知っておくいつまでに回答が必要で、結果はどなたがご覧になりますか

はじめ

こんなに聞いて、面倒な候補者だと思われませんか。

どろん先輩

応募先がどう受け取るかは会社によるので、ここは言い切れません。ただ、推薦者に迷惑をかけないために確かめたい、という理由を添えれば、聞くこと自体は不自然ではないと見ています。それに、聞かずに進めると、推薦者に「何分くらいかかるのか」「何を聞かれるのか」と聞かれたときに答えられません。

はじめ

転職エージェント経由で応募している場合は、誰に聞けばいいですか。

どろん先輩

エージェントの担当者に聞いてもらうのが早いです。応募先とのやりとりの窓口を担当者にしているなら、直接聞くより話がずれにくいと見ています。担当者が知らないことは、確かめて返してもらいます。

推薦者は「よく言ってくれる人」ではなく、実績ごとに見ていた人で選ぶ

はじめ

推薦者は、仲の良い元上司と、気心の知れた同期にしようと思っていました。

どろん先輩

編集部の見立てでは、その選び方は順番が逆です。最初に見るのは仲の良さではなく、職務経歴書のどの実績を、誰が近くで見ていたかです。推薦者は、書類に書いた実績ごとに「その場面を見ていた人」を当てて選ぶ。仲の良い人でも、あなたが書いた一番大きな実績のときに別の部署にいたなら、具体的な話はできません。

はじめ

実績ごとに、ですか。書類に載せたプロジェクトは4つあります。

どろん先輩

全部に当てなくていい。選考で一番時間を使って話した実績、つまり面接官が掘り下げた1〜2件に、見ていた人を当てます。架空の例で表にするとこうです。

職務経歴書の実績(架空の例)近くで見ていた人話してもらえること注意すること
物流会社の基幹システム刷新でPM。遅れを計画の引き直しで立て直した当時の上司(部長)。今は別の部署遅れの報告の仕方と、引き直しの判断の経緯引き直しを決めたのが自分か部長かを、書類と合わせておく。現職の社員なので、現職に伝える前は頼めない
同じ刷新で、顧客側の情報システム部門との調整顧客側の担当課長(社外)顧客から見た進め方と、揉めたときの収め方顧客名と契約の中身は話さない範囲にしてもらう。現職の取引先で、現職と日常的につながっていることがあるので、現職に伝える前に頼むかは慎重に決める
若手PL2名の育成当時のPLのうち1名(今は他社)任せ方と、相談への応じ方同僚・部下の立場からの話になることを応募先に伝えておく

はじめ

社外の人、顧客側の人に頼んでもいいんですね。

どろん先輩

人材会社のガイドでは、直属の上司を基本に、同僚やプロジェクトリーダーも候補に挙がっていて、フリーランスや勤務期間が短い場合などは、取引先やプロジェクトの関係者に頼むケースもあると書かれています。ただ、応募先が「上司を含めて」と指定しているなら、その指定が先です。すでに辞めて他社にいる元上司や、表の3行目のように今は他社にいる当時のPLは、現職に知られにくい候補になります。表の1行目の部長は、今は別の部署でも現職の社員なので、現職に伝える前は頼めません。顧客側の人は、現職と日常的につながっていることがあるので、頼むかは「現職に転職活動を伝える前に頼まれたら」の節の分け方で決めてください。

はじめ

同期はどうですか。仲は良いんですけど、プロジェクトは別でした。

どろん先輩

人柄は話せても、あなたの実績の場面は話せません。人柄を見たいという指定があるなら候補にしていいですが、実績を確かめたい応募先には、場面を話せる人のほうが材料になります。頼む人は、まず場面を話せるかで絞ってください。

現職に転職活動を伝える前に頼まれたら

はじめ

一番困っているのはそこです。今の上司には、まだ何も言っていません。

どろん先輩

現職に伝えていないなら、同意する前に、現職の人を推薦者から外せるかを応募先に相談する。応募先に聞く5つのことの表の2行目です。ここでいう現職の人には、別の部署に移った上司や同僚も含みます。外してよいなら、前職の上司や同僚、すでに退職した元上司・元同僚から選びます。外せないと言われたら、そこで決めずに、いつなら現職に頼めるかを相談します。たとえば内定の条件が出たあと、承諾の前に現職の上司へ頼む、という順番にできるかです。

はじめ

断ったら、選考で落とされますか。

どろん先輩

分かりません。人材会社のガイドでは、拒否すると選考に影響する可能性があるが、事情を正直に説明すれば理解されるケースもある、とされています。断るのではなく、「現職にはまだ伝えていないので、前職の方でお願いできないか」と別の案を出す形にしてください。全部を断るより、話が進みやすいと編集部は見ています。

はじめ

応募先が、勝手に現職に問い合わせることはありますか。

どろん先輩

指針では、本人以外から集めるのは本人の同意の下で、などの適法で公正な手段によるとされていますが、応募先が現職に問い合わせないことを約束するものではありません。だから同意するときは「この2名に限ってお願いします」と範囲を書き添えておく。編集部の見立てでは、どこまで同意したかが文面に残るので、行き違いを防ぐ助けになります。あわせて、指定した推薦者以外には問い合わせないでほしいと、念のため応募先に確かめておきます。第三者機関を通す会社なら、推薦者の連絡先を入力する画面で、誰に届くかを確かめてから入力します。

はじめ

推薦者に頼むこと自体で、現職に話が広がりませんか。

どろん先輩

広がる可能性はゼロにはできません。人材会社のガイドでも、第三者に連絡するので関係によっては転職活動が周囲に知られるリスクがある、と注意が書かれています。だから頼む相手は、今の会社の人と日常的につながっていない人を先にする。候補は次の3つに分けて決めると迷いにくいと見ています。

候補現職に知られる危険を判断する条件現職に伝える前に頼むか
現職の社員(別の部署に移った当時の上司・同僚を含む)同じ会社にいる限り、社内で話が伝わる道がある頼まない。現職に伝えたあと、たとえば内定の条件が出て承諾する前に頼む
現職の取引先(顧客側の担当者など)今も現職の人と日常的にやりとりがあるか。取引が続いているか慎重に決める。日常的なやりとりがあるなら、伝える前は避ける
前職の上司・同僚、すでに退職した元上司・元同僚現職の人と今も連絡を取り合っていないか先に候補にする。現職の人とのつながりが深い人は避ける

どろん先輩

どの人に頼むときも、「まだ社内には伝えていない」と一言添えて、口外しないよう頼みます。

推薦者への頼み方と、渡しておくメモ

はじめ

頼むときは、どう切り出せばいいですか。久しぶりに連絡する人もいます。

どろん先輩

最初の連絡で、頼む理由と、相手の手間を全部書きます。相手が判断できる材料をそろえる。架空の文面ですが、こんな形です。

架空の依頼文の例:「ご無沙汰しております。○○の刷新でお世話になった△△です。現在、事業会社のPM職に応募しており、選考の最後にリファレンスチェックがあります。刷新のときの私の進め方を一番近くで見ていただいた方として、推薦者をお願いできないでしょうか。方法は応募先からのメールのフォームで、所要時間は20分ほどと聞いています。期限は○月○日です。まだ社内には伝えていないため、この件はご内密にお願いできれば助かります。お断りいただいても構いません。」

はじめ

「断ってもいい」と書くんですね。

どろん先輩

頼まれた側にも都合があります。断りにくい頼み方をして、気の進まないまま答えてもらうと、短い答えになりやすいと編集部は見ています。引き受けてもらえたら、次にメモを渡します。

はじめ

メモというのは、答えてほしい内容を書いて渡すんですか。

どろん先輩

評価の言葉を書いて渡すのはやめてください。推薦者の言葉ではなくなるし、書類と同じ文が返ってきたら、応募先には不自然に映ることもあります。渡すのは、思い出すための事実と、話してよい範囲です。

メモに書くこと中身の例(架空)
応募先と職種事業会社(小売)の社内システムのPM。社名は推薦者に伝えてよいかを応募先に確かめてから書く
一緒にいた時期と役割2021年4月〜2023年3月。私がPM、推薦者は顧客側の担当課長
職務経歴書に書いた実績刷新の遅れを計画の引き直しで立て直した(書類の該当の文をそのまま貼る)
話さないでほしいこと顧客の社名、契約金額、システムの構成の詳細。守秘義務にかかる内容
方法・期限・所要時間応募先からのメールのフォーム。○月○日まで。20分ほど

はじめ

話さないでほしいことを書くのは、PMならではですね。

どろん先輩

PMの実績は顧客の社名や金額と結びつきやすいと見ています。だから守秘にかかる情報は、職務経歴書で伏せた書き方と推薦者の話し方をそろえておくのが安全です。書類では「物流会社」と伏せたのに、推薦者が社名を言ってしまうと、守秘の扱いが雑な人に見えるおそれがあります。

はじめ

推薦者に、答えなくていいことを聞かれたらどうなりますか。

どろん先輩

リファレンスチェックそのものについての記述ではありませんが、厚生労働省の「公正な採用選考の基本」では、本籍や家族のこと、宗教や支持政党のことなど、適性や能力に関係のない事項を応募書類や面接で把握することは、就職差別につながるおそれがあるとされています。推薦者に届いた質問にそうした項目があれば、推薦者には答えを控えてもらい、あなたからエージェントか応募先に確かめます。

はじめ

終わったあとは、何かすることはありますか。

どろん先輩

結果が出る前でも、推薦者にお礼を送ります。選考の結果が出たら、受かっても落ちても一言報告する。次の転職でまた頼むかもしれない相手です。内定が出たら、承諾の前に書面で条件を確かめる段取りはPM転職の失敗を防ぐ確かめ方で書いています。

参考データと出典

確かめた日はいずれも2026年10月27日。リファレンスチェックの実施率など、PMに限った統計や数字は使っていない。下の3つは、統計ではなく、公的な指針・考え方と、人材会社のガイドである。

資料中身時点・条件
厚生労働省 新潟労働局「指針(平成11年労働省告示第141号)(抄)第5 求職者等の個人情報の取扱い」職業紹介事業者等は、個人情報を集めるとき、本人から直接、本人の同意の下で本人以外の者から、または本人が公開している情報から集めるなど、適法かつ公正な手段によること。同意を得るときは、同意を求める事項を可能な限り具体的かつ詳細に示し、業務の目的に必要な範囲を超える収集などへの同意を職業紹介や募集の条件とせず、本人の自由な意思で明確に示された同意であること。人種・本籍・出生地など社会的差別の原因となるおそれのある事項、思想・信条、労働組合への加入状況は、原則として集めないこと職業安定法第5条の5に関する指針の抄録。「職業紹介事業者等」には求人者や労働者の募集を行う者も含む(ページの注)。ページに更新日の記載はない
厚生労働省「公正な採用選考の基本」本人に責任のない事項(本籍・出生地、家族の職業・健康・収入など、住宅状況、生活環境)と、本来自由であるべき事項(宗教、支持政党、人生観、尊敬する人物、思想、労働組合、愛読書など)を、応募用紙や面接などで把握することは、就職差別につながるおそれがある事業主向けの考え方。リファレンスチェックそのものについての記述ではない
doda「リファレンスチェックとは?主な質問内容や実施方法を解説」目的(書類・面接の内容が実際の業務・成果とかけ離れていないかの確認、人柄・チームへの適性、入社後のミスマッチの防止)、時期(一般的に最終面接の前後から内定を出す前)、推薦者(基本は直属の上司。同僚やプロジェクトリーダーも候補。フリーランスや短期間の勤務の場合などは取引先やプロジェクトの関係者に頼むケースもある)、方法(書面、面談、第三者機関)、質問の例、結果の扱い(採用見送りの要因の一部として参考にされることがあり、多くの企業は総合判断の材料のひとつ)、拒否した場合(選考に影響する可能性があるが、事情を正直に説明すれば理解されるケースもある)2026年5月28日公開の人材会社のガイド。職種を限らない一般向けの説明で、数字や調査は載っていない

よくある質問

PMのリファレンスチェックでは、推薦者に何を聞かれますか?

人材会社のガイドでは、担当プロジェクトでの役割と成果、強み、勤務態度、部下への指導や協調性、差し支えない範囲での退職の経緯が例に挙がっています。編集部の見立てでは、PMの場合、職務経歴書に書いたプロジェクトで、遅れや対立が起きたときに誰が何を決めたかという場面の話になりやすいので、書類の主語と推薦者の記憶を合わせておきます。

推薦者は現職の上司でなければいけませんか?

応募先の指定によります。指定がなければ、職務経歴書の実績を近くで見ていた人から選びます。現職に転職活動を伝えていないなら、同意する前に、現職の人を外せるかを応募先かエージェントの担当者に相談してください。現職の人には、別の部署に移った上司や同僚も含みます。外してよいなら、前職の上司や同僚、すでに退職した元上司・元同僚から選びます。現職の取引先(顧客側の担当者)は現職と日常的につながっていることがあるので、頼むかは慎重に決めてください。

リファレンスチェックを断ると選考に影響しますか?

影響する可能性はあります。人材会社のガイドでは、拒否すると選考に影響する可能性があるが、事情を正直に説明すれば理解されるケースもあるとされています。全部を断るより、「現職にはまだ伝えていないので、前職の方でお願いできないか」と別の案を出してください。

推薦者に渡すメモには何を書けばいいですか?

応募先と職種、一緒にいた時期と役割、職務経歴書に書いた実績の文、話さないでほしいこと(顧客の社名、契約金額など守秘義務にかかる内容)、方法・期限・所要時間を書きます。評価の言葉を書いて渡すのは避け、推薦者が思い出すための事実と話してよい範囲だけにします。

登場人物は架空です。

この記事は、PM・PdM・企画職専門の転職支援「ネコノテキャリア」と業務委託の案件紹介「ネコノテエキスパート」を運営する株式会社スナネコが、実務知見に基づいて制作しています。

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